つい先日、パトカーや警察官が沢山いる場面に出くわした。
「何かあったのかなぁ~」と思っていたら空き巣に入られたとのこと。
この記事は2年前に書いたものだ。
「実は昔、我が家は空き巣に入られたことがあるんだ」
😱
「空き巣」と聞いて、お節介だけど、その時の事、今一度アップします。
目次
空き巣に入られたのはいつ?
今から15年前の6月。犯行時間は夜の8時から9時くらい。(らしい←警察調べ)
どんな建物に住んでいたのか?
最寄り駅から10分の住宅街。約40㎡の2DKの2階建てアパートの1階に住んでいた。
※右下の1階が当時住んでいた所
空き巣にられた日、私の行動。
当時は共働きで、かみさんの方が帰宅時間が遅かった。
私はほとんど定時で帰ることができる部署にいたので、週末以外は夕飯と次の日のお弁当を作っていた。
日中は、2人とも仕事で不在。
あの日は、夕飯を作った後、ゴルフバックを車に積んで自宅から30分くらいの打ちっぱなしに出かけた。
私は、週1でゴルフスクールに通っていた。
(ココ重要!)
なぜ、空き巣に入られたと思ったのか?
スクールが終わり帰宅した時、駐車場から見た部屋は、暗かった。
だからかみさんは、まだ帰っていないんだと思った。
そして、いつものように玄関から部屋に入った。
玄関からは、鍵を開けて入った。
いつものようにゴルフバックを廊下に下ろした時、玄関外の照明に照らされた床に、クレー射撃の弾入れが見えた。
でもなんだか違和感。
「あれっ、何でそこにあるんだ?」
確か、タンスの上にあった弾入れが、床に転がっていた。
しかも、フタが空いた状態で・・・。
「えっ!」
不安が頭をよぎった。
そして、廊下の電気をパチッと付けた。
部屋のカーテンが、ヒラヒラしていた。
「うわー、マジかよ〜〜」
「なんで、うちなの???」
空き巣に入られたことを認識してからの行動
しばらく絶句。
言葉も思考も行動も、一次停止した状態。
ただただ、呆然としていた。
我に返った時、全身にジワジワと空き巣にやられた感が満ちてきた。
まだ犯人が家の中にいるんじゃないか。
散弾銃の弾は盗まれていないか・・・。
当時は、クレー射撃をやっていた。
yamahome.hatenablog.com
賃貸だから銃は銃砲店に預けていたけど、弾は500発押し入れの奥にある金庫に保管していた。
弾がとられていたらどうしよう・・・・。
不安で不安で仕方がなかった。
しばらくは、多分時間にして5分前後だったと思うが、目の前の状況を受けれられなくて、心の中で、
「えっ、えーっ!」
と叫んでいたような気がする。
うちに限ってそんなことあるわけ無いじゃん
って信じたくなかった。
目の前の現実を見てもね。
タンスは全部少しづつ空いており、玄関以外の窓は全開だった。
とりあえず、110番に電話をかけ、空き巣に入られたことを伝えた。
かみさんの携帯にも何度もかけたが、つながらなかった。
警察官が来た!
しばらくしたら、カブに乗った警察官とパトカーが1台来た。
警察官が見るなり、「鑑識呼んで」
ということになり、鑑識の人達が来るまで、外で待機した。
その間、当然事情聴取されたのはもちろん、ご近所さんにも聞き込みをしていた。
夜の10時を過ぎていたので、近所のみなさんには、「ごめんなさい」って感じだったけど、みなさん親切に飴やお茶をくれたりした。
とてもありがたかった。
目の前で見た、鑑識さんの仕事
鑑識の人達が乗る1台のバンが到着し、準備した後、我が家に入っていった。
しばらくすると、呼ばれた。
鑑識の警察官は、ひとつ一つ説明してくれた。
まずは、電気を消した状態で玄関先から部屋の中を見た。
【鑑識さん】
「ご主人、懐中電灯で照らすからよく見て。」
【私】
「はい」(言われる通りに姿勢を低くし、懐中電灯で照らされた方向を見た)
【鑑識さん】
「見えるでしょ、あの足跡。」
【私】
「んっ、運度靴ですか?」
(床がホコリで汚ネ〜、恥ずかしい〜)
【鑑識さん】
「そうだねー。(複数あったので)あれが犯人、あれは私、あそこにあるのが多分ご主人だと思う。靴はいたまま入ったみたいだね。ゲソ痕(こん)取ったから。じゃ電気つけるよ。」
ぱっと明るくなった我が家に、靴を脱いで入って行った。
【鑑識さん】
「ここだね、侵入路は。」
ベランダを指した。
サッシの鍵周辺がバールで割られ、下の方もバールでこじ開けられた跡が、生々しく残っていた。
そして、パソコンやテレビが、そのままだったことから、犯人は日本人とほぼ断定された。
※犯人が外国人の場合、電化製品もみんな持っていかれるらしい。
実は我が家、結構防犯対策していた。
具体的には、
- クレッセント周りに防犯シートを貼付
- 2重施錠(元々サッシについていた)
- カバ社製 セーフティサムターン
※部屋の間取り。ベランダから侵入された。
鑑識のさんに言われた恐怖の一言
(指紋を浮き上がらせるあれです。)耳かきみたいな物を取り出し、ケースに入った銀の粉みたいな物をインターホンの所に「ポンポン」と柔らかく叩いて着けた。
そしたら出たんです。
【鑑識さん】
「ほら、ご主人見て、繊維がついているでしょう。これ、軍手だね。犯人は日本人だな。軍手かぁ、ん〜(犯人逮捕は)ちょっと難しいかもな。」
【私】
「何で難しいんですか?」
【鑑識さん】
「軍手使うヤツってけっこうベテランの空き巣なんだよね。それとね、ここ見て。」
と、玄関先の配電盤辺りを指差した。
【私】
何ですか、これ。
(変なマークが書いてあった。)
【鑑識さん】
「それね、何曜日の何時から何時まではいないってマークだよ。ご主人前から監視されていたと思うよ。いつからあったか分かる?」
【私】
「いや、分からないです・・・。」
【鑑識さん】
「勘だけどさ、たまたまこの辺を物色していた空き巣犯が、たまたまゴルフの練習に行くご主人を見かけたんだよ。
そんとき目をつけられちゃったんだなぁ。
ヤツら、一度目をつけたら1週間位行動パターンを確認するために、ずーっと見ていたと思うよ」
その一言に、私は、ゾッとした。
鑑識さんに褒められたこと
【私】
「見ての通り、賃貸としては結構防犯対策していましたよ。なのに何でやられちゃうんですか」
【鑑識さん】
「一度目をつけられたら、ヤツら絶対諦めないんだよ。
ただね、侵入まで結構時間かかったと思うよ。その証拠に、サッシの下側がバールで、無理にこじ開けたみたいにひん曲がっているでしょ。犯人は相当焦ったと思う。ヤツら侵入に時間かかるのが一番嫌やなんだ。時間がかかれば人目につきやすいからね。
それに玄関。玄関の防犯対策の鍵はイイね。普通は、物色したあと、玄関から何くわぬ顔で出ていくんだ。だけどご主人が玄関の鍵を変えて内側から開かなくしたから、犯人は、侵入した窓から出てまた、ベランダを乗り越えなきゃ行けなくなった。
いくら夜とはいえ、ベランダ乗り越えるのは不自然でしよ。部屋の物色も急いだと思うよ。」
【私】
「これ以上どんな防犯対策があるんですか?」
【鑑識さん】
「ライトだよ!明るさ。
犯人が一番嫌うのは、人に見られること」
空き巣に入られた後、どうしたのか
当然、ライト着けましたよ。
近くのホームセンターで購入して、賃貸だから穴開けるわけにはいかないから、結束バンドで物干し竿掛に固定した。
みなさんに伝えたいこと。
- シャッターがついているアパートなら、短時間でも必ず閉めて外出すること。旅行や夜の外出なら絶対に。
- ベランダなど、しゃがむと死角になる場所があるアパート・マンションはセンサーライトを設置し、死角をなくす。
- インターホンや電気メーター周辺に変な模様が書いてあったら、うすめ液等使って今すぐ消すこと。
1の反省点
私がかつて住んでいたアパートは、全ての窓にシャッターが付いていた。住み始めの頃は短時間の外出でも閉めていたけど、段々面倒くさくなってやらなくなった。
「あ〜あの時閉めておけばなぁ」
って、思っても、泥棒に入られたら後の祭り、
面倒くさくても閉めるべし!
2の反省点
賃貸アパートだから、しかも新婚さんの住むアパートなんかに入る分けないだろうと勝手に思い込んでいた。
一応の防犯対策はしていたし、実はセンサーライトもつけようと思っていたけど、何か面倒だなぁと思ってつけなかった。
車の運転と同じ。
「だろう」じゃなくて「かも知れない」と心がけること!
3の反省点
全く気付かなかった。
「今すぐ、確認すべし!」
もしあったら直ぐに消そう!
被害総額は、約55万円。現金、商品券、貴金属類。
貴金属は、初めてプレゼントした4℃のネックレスもあって、かみさんは、それが取られたのがメチャ悔しいと言ってた。
私が一番悔しいのは、今はあまり見なくなった2000円札のピン札30枚。
でもね、保険でなんだかんだ32万円位戻ってきた。
犯人と鉢合わせにならなかったことが不幸中の幸いかも知れない。
いい勉強になったと思いたいけど、一生忘れられない衝撃を受けた。
時々テレビで「全国警察24時」って番組をやている。
空き巣に入られる前は、
「あぁ~、大変だね~」なんて、正直他人事のように思っていた。
でもね、
うちに限って・・・。
空き巣なんて入られるワケ・・・。
ないじゃん。
そう思っているアナタ。
誰かが見ているかも知れませんよ‼️👁️
以上、
「経験者は語る。空き巣に入られないために今すぐやるべき、3つの大切なこと。」
でした。
さて、今はオートロックでSECOMに入っているマンションなので以前空き巣にやられた賃貸アパートよりは安心。
でも、そこに油断があるかも知れない。
今回思い出した空き巣被害のこと。
お節介なオヤジのブログ(再掲)でした。