今から約10年前、初めてレースに出た。
まだフルになる前の「2010年横浜マラソン」のハーフ。
当時はハーフやフルの意味もよく分かっていなくて・・・。
(・・;)
レースのお誘いに、あまり内容も良く聞かずに軽く「いいよ〜!」と返事したら、お昼にその同僚が「お金振り込みました!」って、5,000円位請求してきた。
その時、「ハーフにしました。」
って笑顔で言うもんだから、こちらも笑顔で
「ありがとう!」
と返したまではいいのだけど、「ハーフって何キロ?」の私の問に対して、
笑顔で「20キロちょっとですよ!平気!平気!」・・・
全然平気じゃねーじゃん(・・;)
それまで5キロ以上走ったことが実は無かった。
でも、周りは私がバドミントン部に入っていたことから
「最初から速い人」
だと思われていた。
頑張らねばと思いつつ、早速スポーツ用品店へ。
どの靴がマラソンに良いのかも分からず、「ま、とりあえずあんまり高い靴はイイや」と、カゴに沢山入っていたセール品のアシックス(2,000円位)を買った。
ついでに本屋さんに寄り、「ランナーズ」を初めて買ってみた。
そしたら靴の中敷きの事が書いてあり、ちょうど、走り初めた時に腸頸靭帯炎になってしまったので、その予防にと、靴より高い中敷きをゲット!(これが最悪な判断だった事を後で思い知る・・)
道具を揃えたら、何となく準備完了した感じで、ほとんど練習しないままレース当日を迎えることになった。
まだレースを知らない私は、靴は確かに安いけど、中敷きは高い(7,000円位)し足元はバッチリだ!と、思い込んでいた。
レース当日の12月5日、会場の山下公園に着くと、お祭りみたいな雰囲気で、とても気分が良かった。トイレ渋滞以外は・・・。
同僚と待ち合わせ、スタートブロックに並ぶと、もう走りたく走りたくててウズウズしていた。
ようやくずーっと先の方でスタートしたらしく、徐々に前に進み始めた。
スタートラインを超える時、周りがスーッと走り始めたので一緒について行った。
なぁ〜んだ、行けるじゃん!
でも、靴の中敷きのグニャっとする感じが気になっていた。
多分マラソン用の中敷きは、みんなの靴にも入っているだろうし、「これがマラソンシューズなんだ!」って勝手に思い込んでいた。
違和感はどんどん大きくなるのを感じながらも、周りに合わせて走っていた。
ペースなんて良く分からなかったし、あまり気にしていなかったし「最初から速い人」らしく、近くの速い人について行けばゴールするだろう位の感じで5キロを通過。
5キロを過ぎてから急に、膝ではなく左足首が痛みだして、普通に着地出来なくなってきた。
グキッて捻ったわけでもないのに。
痛い所をかばいながらの走りになっているからか、膝の痛みも始まって、9キロ過ぎで止まってしまった。
そこからは走ることも出来ず、早歩きも出来ず、後ろから来るランナーに、どんどん抜かされていた。
そしてついに、15キロ位の関門に引っかかってしまった(T_T)
帰りはバスに乗ってゴール地点までもどった。
そこで、屈辱的なドリンクの違いに気がついた。
ちゃんとゴールした人はオレンジ色の「アミノバリュー」
リタイヤ組は、ブルーの「ポカリスエット」
リタイヤしたのが、一発で分かっちゃうのだ。
それ以上に、「最初から速い人」が、「リタイヤ!」と言う結果に、当時の同僚は「さすがの○○さんも最初から飛ばしたらだめだよ〜」と言われて、とても恥ずかったのを今でもよく覚えています。
ま、「普通の人」なんだから・・。
帰りは最悪。
左足首付近は腫れ上がり、まともに歩けず、中華街での打ち上げも早々に引き上げた(T_T)
帰りはあまりに痛くて、タクシーで帰ったのです(・・;)
今度は左足首捻挫。
また、湿布、痛み止め、安静にしての3点セット。
お金を払って、怪我をして・・・。
なんだかなぁ〜!
初レース(ハーフ)の苦い思い出なんだなあ。