部活どうしようかな。
私が小学生の時、キャプテン翼が流行っていた。
私達の時代の小学生は、男子は「野球」か「サッカー」をやるのが普通だった。
私は、少しだけサッカーをやっていた。
少しだけってのは、
3つの習い事をしていたので、小学生のくせに案外忙しかった。
中学校に入ったら、当然サッカー部に入部するつもりだった。
だけど、入らなかった。
なぜか。
だって、頭剃れって言うから。
冗談じゃねーよ!
今までスポーツ刈りはあるけれど、坊主頭なんて、しかも1年生は剃れって、ツルツルはイヤだよ!
失意のままグランドを去った帰りに、出会いが2つあった。
一つは剣道部。
剣道部は、ある理由からやめた。
バドミントンとの出会い
放課後、サッカー部の練習を見たあと、中庭を通って帰ろうとしたとき、バドミントン部の人達が楽しそうに馬跳びしていた。
しかも、男女一緒に!
女の子が足を広げている〜〜!
馬跳びなんだから当たり前。
だけど、当時は鼻血が出そうなくらいインパクトがあった。
うぉ〜、楽しそ〜!
かなり胸の大きな、しかもメッチャ綺麗な女子が近づいてきて、
「ねえ、一緒にバドミントンやらない?」
って声をかけてくれた。
しかもその人だけでなく、3人に囲まれて生まれて初めて女子3人に若干しつこく勧誘された。
バドミントン部の部長
最初に声をかけてくれた人は、部長だった。
当時、男子の人数が少なかったので、男子と女子合同で活動していた。合同で練習していたのに男子ではなく、女子のバドミントン部の部長だ。
すっげー!
中1のおこちゃま(私)は思った。
部のリーダーでしかもメッチャ綺麗な人!
その部長、結構押しが強く、
「ねえ、バドミントン一緒にやろうよ~」
と、恥ずかしくて立ち去ろうとした未熟な私の腕をつかんだ。
もう、答えは一つしか無かった。
「分かりました。頑張ります!」
あれがきっかけで、途中、ブランクはあるものの、なんだかんだ47歳までバドミントンやることになった。
今は時々娘と遊びで羽打ちしているが、娘の友達が私を見ると普通のオジさんより上手いらしく、
「オジさん、なんか半端なくねー!」
「なんて日本語だよ」と思いながらも、ちょっと嬉しい。その子達は一緒にバドミントンやるでもなく、サッカーボールを蹴りながら「じゃあね〜」って走っていく。
昔も見た光景だ。
いつの時代も、サッカーは人気あるんだな。
でもね、最近の日本のバドミントン界、凄いんだよ!
世界ランク1位がいるんだから。
あの先輩、今どうしてんのかな。
ちょっと気になるな。