やまむuのゆるいブログ

人生、明るく楽しく前向きに。目指すは、歳に負けないスマートランナー!

消防団の日々。操法技術訓練会準優勝編。

火点は前方の標的

水利はポンプ右側後方防火水槽、

手広めによる2重巻ホース、

一線延長〜、

定位に〜、

付け!

消防団員ならこのフレーズ、聞いたことあるよね。


f:id:y_a_m_a_m_u:20190328002713j:image

指揮者が、大きな声で最初に言う言葉。

定位に付け!

で1、2、3番員がそれぞれ定位に着く。

操作始め!

の掛け声で一斉に動き出す。

それが操法技術訓練会だ。

仕事が終わってからの練習

消防団員は、みんな本業がある。

だから操法の練習は夜と週末。

大会が回ってきた分団はもう大変。

大会終了までは、選手に選ばれた団員はもちろん、分団全員が、操法操法操法って感じだった。

当時25歳、最年少の私は一番体力のいる一番員をやることになった。

毎週2回(水曜日の夜と土曜日一日)、約半年に渡って練習した。

最初は、みんな全然出来やしない。

ようやく1ヶ月くらいで様になってきたが、日中仕事で夜も練習って、本当疲れた。

あまりのハードな練習に、吐きながらホース巻いたり、ホースを担いで走っていた。

 

今やれって言われたら、1番員は無理。

 

それくらいハードだったし、地元の期待を背負っているってことも、ヒシヒシと伝わって来るから正直しんどかった。

 

中々タイム切れないしね・・・。

 

ようやくタイムがまとまってきたのは、大会直前だった。

分団長、男泣き。

横浜市消防操法技術訓練会。

一発勝負の大会だ。

どんだけ頑張ってきても、ポンプのエンジンが掛からなきゃ、そこでお終い。

コケたり、持っているホースが振られただけでも減点だ。

 

半年間、頑張った成果を発揮するんだ。

 

選手、サポートしてくれたみんなで、円陣を組み、

頑張るぞー!

の掛け声て気合いを入れた。

 

さぁ、いよいよ出番だ!

 

操作〜始め!

 

あっと言う間の、放水。

あっと言う間の、撤収。


f:id:y_a_m_a_m_u:20190407112935j:image

選手全員、全力を出し切った。

 

やるだけやった安堵感に、みんな涙目だった。

 

結果発表。

 

横浜市消防操法技術訓練会

 

準優勝!

 

優勝チームに2秒足りなかった。

後悔はない。

やるだけやった。

 

前年度、優勝候補筆頭だったうちの区のチームは、なんと本番で、ポンプが動かず、記録なしに終わった。

 

だからなのか表彰式のあと、分団長の挨拶は、ずーっと泣きっぱなし。

「何言ってるのか聞こえねーよー」ってヤジを飛ばす班長も泣いていた。

 

まさに、男泣き。

 

これを書いている私も、思い出しちゃって今涙目。

 

私が所属していた○区の消防団として、10年ぶりの表彰台の快挙に、そして所属の分団っは初めての準優勝。

消防署も急遽横断幕を作ってくれ、私達を迎えてくれた。

 

ご褒美

大会終了後、熱海温泉で大祝賀会が開催された。

選手一人ひとりにコンパニオンの綺麗なお姉様がきてくれて、それはもう大盛り上がり。

それ以上のことはちょっと・・・・書けない。

 

その後も、色んな行事に駆り出された。

 

あれから、20年以上経つけど、

今でも操法の動きは、身体が覚えている。

 

 


f:id:y_a_m_a_m_u:20190407113006j:image