今日は、「走ることについて」じゃないよ。(^_^;)
蚕(かいこ)が我が家にやってきた。
遠い昔、小学生の頃だったかな。
授業で蚕を育てた。
蚕は新鮮な桑の葉を食べるから、実家の周辺の桑の木の位置を把握して、毎日取りに行っていた。
その蚕が繭(まゆ)を作った所までは覚えているが、その先どうしたかは記憶にない。
祖父母は、お蚕様って呼んでいたなぁ。
今年娘は、小学校3年生。
3週間くらい前に、蚕4匹を虫かごに入れてもってきた。
えっ!今もやっているの?
昨年ダンゴムシを飼っていた虫かごの中には、「白いモノ」が動いていた。
桑の葉を探せ!
久しぶりに見た蚕の幼虫は、初めは
気持ち悪かった。
子供の頃は、そんな風に思わなかったけど、約40年ぶりに見る白い幼虫は、はっきり言って、
本当に気持ち悪かった。
虫が嫌いなはずの娘は、去年の授業で
ダンゴムシを育ててから、小さい虫が平気になったようだ。
そして、通学路に生えている桑の葉を取ってきては、ジップロックに入れ、何と冷蔵庫の野菜室で保存し、毎朝フン掃除する時に取り替えていた。
私も、近所をジョギングする時、キョロキョロして、桑の葉を探した。
そしたら、案外道端にあるんだね。
今まで、見えていなかっただけで。
そう言うの、〇〇効果って言うんだっけ。
気持ち悪いから可愛いへ。
蚕ちゃんは、朝晩と一日2回食事。
新しい葉っぱを入れると、分かるんだね。
葉っぱの端から、それはモリモリ食べている。
見ていると、あまりの食べっぷりに、いつしか気持ち悪いから、カワイイに変わっていった。
驚いたことに、私以上にかみさんがカワイイ
と言っている。
実は、
ママ友のお母さんも蚕を、カワイイと言っているらしい。
確かに、与えた葉っぱをあれだけムシャムシャ食べてくれると、嬉しいよな。
蚕は、沢山葉っぱを食べて、どんどん大きくなっていった。
蚕の旅立ち。蚕ロス。
そしていよいよ、蚕は糸を吐き出し始めた。
糸を吐き出した蚕を、あまり使わなくなったタッパの中に、短く切ったトイレットペーパーの芯と一緒に入れた。
あんな、と言ったら蚕に失礼だけど、あの小さい身体に、糸を吐いて繭(まゆ)を紡ぐDNAがあるんだね。
段々と、いわゆる「繭(まゆ)」の形になっていくに連れ、あの逞しく育った蚕が見えなくなって行く。
まるで、育てた子供が出ていくような、そんな寂しい気持ちになってきた。
我が家に来た時は、気持ち悪いとか言ってごめんな。
そして、完全に繭の中に消えていった。
しばらくすると、蛾になっちゃうんだろうな。
そしたらまた、気持ち悪いとか言っちゃうんだろうか。
ちなみに、繭までは見たことがあるけど、繭から出て来る所は見たことがない。
見たいような、見たくないような・・・。
遥か昔、ニッポンの一時代を支えたシルク。
それを生み出した、蚕たち。
娘は、昨年のダンゴムシに引き続き今年は蚕を育てた。
来年も、何か連れてるんだろうか。
去年はダンゴムシ。
今年は蚕。
来年は・・・。
(・・;)
第14回湘南国際マラソンまであと142日!
今日も
凡事徹底!