ついに来たか。
先日、実家の親父からメールが来た。
「肝細胞癌で近く手術することになる」と。
親父は、昭和18年生まれの76歳。
子供の頃、不発弾で遊んでいたら爆発し、その破片が身体に突き刺さったらしい。
かなり輸血したようで、昔だからか、血液なら何でもありだったのかな。
大量の輸血で、いつしか親父は肝炎になった。
親父が42歳の時、白目の部分が黄色くなり、入院した。
黄疸ってやつだ。
当時私は、中学生。
そう「第二次成長期」と言うか、反抗期真っ盛り。
親父が居ないのは、清々してちょうどいいやぐらいにしか思っていなかった。
数カ月入院していたけど、見舞いも1回くらいしか行かなかった。
その時お医者さんに言われたのかな。
お酒辞めろって。
あれだけ飲んでいた、お酒をピタッと辞めた。
正直ビックリした。
タバコはそれ以後も吸っていたが、いつしかタバコも辞めた。
親父は、肝臓に問題がある。
今後、肝硬変に移行するかも知れない。
肝硬変になったら、肝臓がんになるのも時間の問題だ。
そう言う認識は思あった。
今週29日、ついにその知らせがきてしまった。
多感な時期は取っ組み合いの喧嘩もしたな。
中学生の多感な時は、人並みに暴れた。
人並みじゃないか。
(^_^;)
親父と取っ組み合いの戦いもあった。
小さい頃は、でっかい親父。
中学生になると、体格はほぼ同じ。
ある時、取っ組み合いの真っ最中、私のエルボーが親父の脇腹に入った。
うっ・・・。
その時思った。
もう止めよう。
これ以上はマズイ。
それ以来、親父とケンカしなくなった。
あの時の親父が痛みを我慢する表情と、自分の、「いけないことをしてしまった」と言う後悔の念は、未だに忘れないでいる。
これからどうする。
実家は、隣の家も裏の家も親戚。
いわゆる地の人だ。
敷地も、まぁまぁある。
※弟が実家の庭に家を建てたから、正しくは「あった」かな。
でも、本家だとか分家だとか、なんだかんだ面倒で結婚を期に、実家を出た。
長男なのに、実家に住んでいない。
戻る気も、全くない。
娘は、今住んでいるこの場所が「ふるさと」だ。
かみさんもこの場所に、沢山のママ友がいる。
親父は、前々から戻って来るもんだと思っていたらしい。
弟もそうだ。
前に、「俺は戻るつもりはないよ」って言ったらものすごく驚いていた。
冷たいかな。
親孝行したい時には親はなし
余命宣告された分けじゃない。
ショックを受けているだろうけど、まだまだ元気だ。
親孝行、かしこまって何かするのも仰々しいしなぁ。
とりあえず同じ横浜市だし、今月どこかで顔出すかな。
まずは、そこから。
かな。