初フルの挑戦は、初ハーフの翌年の2011年河口湖マラソン(2012年からは富士山マラソン)。
前年度、ハーフマラソンの大失敗から、しばらく走ることをやめていた。
半年以上は走らなかったなぁ。
走ると膝痛いし・・・。
その間、バドミントンばかりやっていたのでマラソンの練習は全くしていなかった。
そんな時また、例の同僚が誘ってきた。
今度はフルマラソン走りましょう!
また満面の笑みで・・・(-_-;)
あの足の痛みを思い出し、少し迷ったけどやってみることにした。
今度は前日からみんなで泊りで行くことになり、唯一7人乗りの車を持っていた私が車を出して行くことになった。
この時は、初めてGPSウォッチのガーミン610(当時最新)を購入、マラソン用シューズやウェアも揃えてたので格好は完全に
マラソンランナー!
早めに河口湖に着いたので、コースの下見もして、準備万端で次の日を迎えた。
朝は、メチャクチャ寒くてスタート前に2回もトイレに行ってしまった。
しかも、2回目は大 (^^ゞ
しばらく並んだので、用を足すときは、身体は冷え切っていた。
和式トイレだったから立ち上がる時、膝に嫌な違和感を覚えた。(あぁ〜また腸頸靭帯炎になりそうだぁ(;_;))
スタートブロックに戻った時はもう完全にテンション↘
スタートには、確か女子サッカーワールドカップで日本が優勝した時だったので佐々木監督と有森さんが来ていた。
寒いこと以外は最高で特に富士山に雲がかかっていなかったこともあり、本当に素晴らしいロケーションだった。
ただ、体調はすこぶる悪かった(・・;)
何回トイレに行ったか・・・・。
行く度に止まり、スッキリしたあと走り始めると、また膝の痛み(腸頸靭帯炎)、左足首に加え、右足首までがズキズキしてきた。
まだ10キロしか走ってないじゃん!
ヤバイなぁ!
あまりの両膝&足首の痛さに心が折れていた(T_T)
今回のフルに向けて、誘われてからある程度は走ってきた。
(とは言っても今思えば全然走ってない(・・;))
なにせ、12キロくらいで毎回腸頸靭帯が痛みだすので長距離は走らなかった。と言うか走れなかった。
河口湖をやっと1周と言う辺りで、近くで歩いている人達が(もうこのレベルはみんな走っていない(・・;))、
「あぁ〜時間切れだなぁ」
と言っていた。
マジかよ〜と思いながら動かないからだに鞭打って前に進んでいた。
そして2回目の河口湖大橋が見えたところで橋の手前にいたスタッフさんが、大きくジェスチャーしてくれた。そのスタッフさんの腕の形は
「✖」
だった(T_T)
またリタイヤだ。(T_T)(T_T)(T_T)
しかもすっげー足が痛い。
去年のハーフ走った(歩いた)後より痛かった(T_T)
宿に置かせてもらった車に着くまで何度も立ち止まり、やっと着いた時には、それこそ身も心もボロボロ。
一緒に参加した同僚5人のうち、リタイヤは私1人だけ・・・。
帰りは、「紅富士の湯」に寄ってさっぱりしてから帰ることにした。
みんなを乗せ、さぁ出発!
と思ったが、アクセル踏めないくらい足が痛くて、運転を代わってもらった(-_-;)
紅富士の湯はレースを終えたランナーが沢山いた。ロボットみたいに歩く人が何人かいて、あまり恥ずかしさは感じなかった。
お風呂から出たあと、身体がポカポカして気持ち良かったけど、膝と足首は血流が良くなったのか痛みが増してきた。
結局、帰りは自宅まで送ってもらった(-_-;)
自宅に帰ると、びっこ引いて歩く姿に、かみさんは、
「大丈夫? また、怪我したの?」
心配しているようだったけど、明らかに「呆れた感」ありあり(・・;)
「何か、マラソン大会に行く度にびっこ引いて帰ってくるじゃない。お金払って怪我しに行くみたい!」
返す言葉が無かった・・・。
かみさんの言うとおり。
全くその通りなのだ。
もう辞めよう。
しばらくは、走るの辞めよう。
足の痛みより、走ることに対する気持ちが萎えていた。
腸頸靭帯炎は、「走れば膝の周りの筋肉が鍛えられて治ってくるよ」と言われてきたけど、毎回、走り始めてから10キロ前後で違和感を感じ始め、15キロ辺りでメチャクチャ痛くて走れなくなる。
いつもこの繰り返しで、自分にはマラソンは「無理だなぁ」と思い始めていた。
悶々としながら、痛みが癒えるまで走るのをやめていた。
そんな時、本屋さんである本を見つけた。
読んたら直ぐにこの本の著者であるタケ先生に会えば何とかなるかも知れないと思い、Takeアスリート治療院を予約した。
門前仲町の診療所で、初めてタケ先生にお会いし(本と同じ顔だった)、施術を受けながらタケ先生に沢山アドバイスをいただいた。
時間はかかるけどこれなら何とかなるかも知れないと思った。
一度はもう走るの辞めようと思ったけど、タケ先生の言うとおり、疲労抜きジョグを丹念にやることから、再び走り始めることにしたのです。