道路工事や公園の改修工事などの現場で、黒板とカメラを持って写真撮影していたり、測量している人を見かけませんか?
その人はその現場の責任者、社長の代理人を意味する、「現場代理人」です。
私もかなり前にやっていた。
この仕事も、本当色んな事があったなぁ。
下の写真は、測量なんだけど、道路や公園を作る時や直す時など、全て基準点から高さを追っかけてます。
高さを正確に出さないと、例えば公園にトイレを設置する場合、排水管の勾配がきちんと取れていないと流れないでしょ。
逆勾配になっちゃうと、それこそ流した「ブツ」が逆流しちゃうのです(・・;)
公園を新たに作る仕事はやったことないけど、改修工事は結構やった。
公園のビフォーアフターだね。
工事が終わり、完了検査も合格したらバリケードを外して再び開放する。
事前に知っていた小学生たちが、学校帰りに今か今かと開放されるのを待っている。
バリケードを外し始めると、
「入っていい?」って聞くから両腕で、「○」すると、それこそ「ワーー」って言いながら、走ってくる。
バリケード撤去が完了し、下請けさん達と一緒に現場を去るとき、子供達が大きな声で言ってくれる。
「おじさ〜ん、ありがと〜!」って。
誰だ!おじさんって!
25歳の現場代理人だった私は、子供達の嬉しそうな笑顔を見るのがなにより嬉しい。
だけど、
「俺は、おじさんじゃねぇよ!」
って心の中でつぶやいていた。
近くでお母さんがいると、小声で「おじさんじゃなくて、お兄さんといいなさい!」って声が聞こえることもある。
「いいんだよ、お母さん。おじさんで・・・」
そう家ば、小学生の時に教育実習で来ていた大学生を見たとき、やっぱ結構大人に見えたよね。
でも、実習に来る時って二十歳前後じゃない?
ということは、小学生から見た25歳は、十分おじさんかな・・・。
ま、いっか。