やまむuのゆるいブログ

人生、明るく楽しく前向きに。目指すは、歳に負けないスマートランナー!

転職の思い出。20代は本当に色んなことがあった。

多くのブログで書かれているキーワードに、

「転職」

がある。

私も、転職経験ありだ。

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20歳から23歳まで、羽田空港で旅客機の機内清掃のバイトをしていた。

いわゆるフリーターだ。

yamahome.hatenablog.com

24歳からは祖父の紹介で、造園関係の仕事に正社員として就職した。

造園関係の仕事は、実は小さいころから親しんでいた。

当時実家は、まあまあ庭が広くて、自宅の周りにつげの生垣や同じくつげの木の玉造りや松などがあって、親父が毎年2回くらい手入れしているのを手伝っていた。最初はお掃除だけだったけど、いつしか刈込ハサミを使って、見よう見まねで手入れするようになっていた。毎年やっていると上達するから、近所の伯父さん叔母さんに褒められて 調子にのってどんどん手入れをするようになった。

そんな私を見て、親父は喜んでいた。

祖父も、そういう私を見ていたので、「もう来年24歳、歳男なんだしフリーターじゃなくて正社員になれ!」って怒られた時に、地元の造園会社を紹介してくれた。

 

その造園会社は社員、10名にも満たない小さい会社で

私は、なんと約10年ぶりの新入社員。

私は24歳。その次の世代は42歳の先輩2人だ。

「えぇ~~!」

初日まで知らなかった。てっきり若い人がいると思っていた。

もっと驚いたのは、社長が、「会社近くの〇〇〇ってところに現場があるから、あれに乗って見に行きなさい」と言われたことだ。社長が指さした先には、2トントラック。一応20歳で免許は取ったけど、軽自動車しか運転したことがない。社長にそうを言ったけど、「大丈夫だよ。現場近いし、狭い道はないよ。」別の先輩が運転する車の後を2トントラックでついていくことになった。

生まれて初めてトラックを運転。しかもスーツのままで(-_-;)

 

そしてもっと驚いたことが、行った先の現場で起こった!

その現場は、ある敷地に植木や草花を植える仕事で、先輩が現場監督として、下請けさん達と一緒に仕事をしていた。すでに、最終段階で高木、中木は植え終わり、草花を植えるおばちゃんたちが結構来ていた。

多分その現場では、それまで色々あったんだと思う。

現場に行って、私も直ぐに気になったことがある。

その先輩の、下請けさんに対する言葉使いがとても威圧的なことを。

ちょうど、初めての2トン車をおっかなびっくり運転し、やっとこさ現場に着き、積んでいる草花を下ろしていると、その現場監督の先輩が、下請けさんの社長(親方)に対し、威圧的に話していた。

そしたら、突然、ある職人さんが少し離れたところから猛ダッシュ!右手にはノコギリを持っていた。そしたら先輩の胸倉をつかみ、そのノコギリを首に当てて、言った。

「てめぇ~~、ぶっ殺すぞ!!今まで我慢してきたけど、いい加減にしろ!!」

その時、思った。

「ひょえぇ~~・・・。えらいところに来ちゃったなぁ(◎_◎;)」

 

初日で辞めたくなった。

 

おじいちゃんの顔をたてて入社したけど、謝りに行こうかなぁ。

その職人さん、これまで親方がさんざん馬鹿にされてきたのが許せなくて、ついに爆発してしまったようだ。

実はその職人さん、その前の月にヤク〇から足を洗ったTさんという方だった。

のちに、私が担当する仕事に、Tさんが来てくれた。

最初私はビビっっていたけど、よく話せば、結構面白い人と分かり、次第にビビらなくなった。

私の担当する現場は、真夏の現場だったのにいつも長袖。

ちょっとイジッたら、見せてくれた。

やっぱり体中にお絵かきしてあった(^_^;)

とても真っすぐな人で、なんでも一生懸命やってくれた。

割と話せるようになった時、例の先輩に対してブッチギレた時のことを聞いてみた。

「言い方なんだよ。アイツは、なんでも威圧的に俺たち下請けを馬鹿にするような言葉遣いをしていたんだ。だから頭にきた」と。

そこで学んだ事。

  1. 相手に不快感を与える言葉は言わない。
  2. 元請けだからって、偉そうしない。
  3. 下請けさんが気持ち良く仕事出来ると現場がはかどる。

現場監督をやっていた時は、本当色んなことがあった。その時のことはまた別の機会に書くことにする。

 

Tさんが言ってた。

「いや~、スーツを着て植木植える現場に、しかもトラックで来る人って、初めて見たよ!」

「アホかと思ったよ。」

ちょっとムッとしたけど、なんだか嬉しかった。

あれから24年。

Tさん元気かな。