やまむuのゆるいブログ

人生、明るく楽しく前向きに。目指すは、歳に負けないスマートランナー!

現場監督の日々。魔女の一撃を喰らった24歳の冬編。

若いんだからぎっくり腰なんてなるはずがない!

実家で生活していた頃、母親が年末にぎっくり腰になったことがあった。

確か台所で、グキッときて、うずくまったまま動かない母親に私は、「大袈裟だなぁ〜」ぐらいにしか当時思わなかった。

ぎっくり腰が、そんなに大変なんだとは思ってなかった。

症状は結構ひどくて、その年の年末年始は、親父と弟とできる範囲で料理を作った思い出がある。

 

「ああ〜お母さんがぎっくり腰になると、大変だ!」

 

10代の頃は、そんなふうに思っていた。

そして、「俺はぎっくり腰なんか平気!平気!なるわけない!」

って思っていた。あの日までは。

1ミリでも動くと腰に激痛が走る!

でも、なっちゃったんだな。

あの現場で。

 

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公園の崖が崩れないように、擁壁を設置する工事のサブ監督として、その現場に入った。

職人さんが間知石(けんちいし)を積んでいるのを見ていると、実に手際が良く、あまりにスムーズなんで、簡単に積んでいるように見えた。

「石の積み方、教えてもらえませんか?」

思い切って言ってみた。

そしたら親方、ビックリするくらい丁寧に、そして優しく教えてくれた。

それを見ていた周りの職人や先輩現場監督は、メチャクチャビックリしていた。

「あのおっかない親方が教えてる!」

私は、おじいちゃんおばあちゃんこだったからか、その世代の方には好かれていた。

ただね、重いんだ、あの間知石って。

 

何キロあるか分かる?

 

間知石は、1個43キロ。


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※四角いブロック1個が43kg。

 

私は油断していた。

親方に一通りの石積みの方法を教えていただき、さあ、やるぞと言う時、親方に言われた。

「重いから気をつけろよ!」

「はい」とは答えたけど、サクッとこなして、「お前、上手いじゃないか」って褒められる予定だった。

 

間知石を持ち上げる時、親方をまねして同じ場所を持って、「オリャ」っと持ち上げた。

その瞬間、腰をデッカイハンマーで叩かれ、その衝撃が、頭のてっぺんを抜けていく感じがした。

 

「バキーーーン!」

 

なんかそんな感じ。

その姿勢のまま、全く動けなくなった。

大袈裟に言うと、1ミリでも動かすともう激痛で、息も出来ないくらい痛かった。f:id:y_a_m_a_m_u:20190408002256j:image

トラックの荷台で運ばれた⁉

全く動けなくなった私を、下請けさん達が担いで下ろしてくれた。

担いでくれるのは有り難いけど、もうメチャクチャ痛くて痛くてどうすることもできなかった。

車に乗るのもままならない状態だったので、2トントラックの荷台に毛布をひいて、その上に横たわって整形外科まで運ばれた。

 

病院に到着すると、看護師さん達は大爆笑。

 

こっちはスッゲー痛いのに失礼な!

と思ったけど、冷静に考えたらトラックの荷台で乗せられて運ばれてくるなんて、笑っちゃうよね。

 

実家の母親がぎっくり腰をやった時、こんなに痛かったのかと、その時、身を持って実感した。

 

あれから、クセになっちゃったのかな。

 

寒くなると、年に一回位あの痛みが襲って来る。腰ばかりか、背中が痛むことも多い。

これから、本当気をつけないとね。

 

なんてったって、歳だから!

 

読んでくださっている皆さま、お風呂出たあとのストレッチ、本当良いらしいです。

腰とおしりの筋肉をほぐして下さい。

明日は我が身。

お気を付けあれ。