ごめんなさい。
その場所、一般の人は入れません。
それに、まだあるのかな。あの場所。
私がバイトしていたのは、もう20年以上前だから。
今風に言えば、
半端ない場所!
私が、羽田空港でバイトしていた頃は、ちょうど旧ターミナルから今のターミナル(今のターミナルしか知らない人は、何のこっちゃだね)に移る、まさにその時だった。
バイト先は、旧ターミナル近くにあった。
機内清掃をするためには、そこから着替えて、車に乗って新しいターミナル(今のターミナル。通称ビックバード)に移動する。
途中、C滑走路の端を通らないといけない場所がある。
その端の道路は、C滑走路一番多摩川寄りの外れにあり、屋根の無いトンネル状(例えが分かり辛いですかね)になっているので、その場所を通過する時に、飛行機が着陸して来るタイミングとバッチリ合うと、まさに
こんな感じ。
大迫力の音と、風圧。
「手が届くんじゃないか?」ってくらいの近さだった。
あの場所は、今もあるのかな。
そういう場所だから、そのあたりで車を徐行させたり、止まったりしたくなちゃうんだよね。
でもね、見られているんだ。
あんまり長く止まっていると、管制塔から無線が入る。
「早く進めって。」
その場所は、夕方になるとこんな感じの景色も見せてくれる。
タイミングが合うと、最高の場所。
20代。
「自分は、一体どこに行きたいのか」
自分探しをしていた時代。
この景色を見ると、もがいていたその頃のことを、鮮明に思い出す。
自分探しは、とりあえず、今は結婚してなんとか暮らしていけてるから、
ま、いっか。