実父は76歳。
今年1月に肝臓がんの摘出手術をした。
親父は以前タバコを辞めたあと、チョコレートとかいっぱい食べたみたいで糖尿病になった。
高齢者&既往症がある人だ。
だからコロナに罹ったら、超ヤバイ人。
もし罹患したら、志村けんさんの報道を見る限り、顔を見ることなく直葬されてしまうだろう。
もし自分が無症状病原体保有者だったら・・・。
親父に感染させてしまったら・・・。
手術後、まだ一度も実家に行っていない。
怖くて行けないのだ。
そう考える人、多いだろうな。
そんな中、実家の母からマスクが届いた。
「お前仕事休めないだろうから」って送ってくれた。
有り難い。
今やマスクは貴重品。
入手困難なマスクはとても有り難い。
実家だってマスクはいるはずだよな。
そう思った。
でも、在庫があるから大丈夫らしい。
母親は71歳。
コロナに罹ればリスクのある高齢者だ。
49歳の私は、当たり前だけど母の息子だ。
それは何歳になっても変わらない。
親ってそういうもんなんだな。
私が一つ歳を重ねれば、
母も一つ歳を重ねる。
いつまでもその繰り返しが続いて欲しいが、その積み重ねの途絶える日が、必ず来る。
私が先かも知れないけどね。
それは誰にも分からない。
両親をリスクにさらすことは避けたい。
自分が罹ってない事を証明出来れば、遠慮なく、お互い心配なく実家に行けるんだけどな。
いただいたマスク、なんか使えないよ。
そんな中、親父がラインを始めた。
今までは、写真は重たくてパソコンに送信していたけど、今はラインでバンバン送ってくる。
多少うざったいけど、バンバン送れるってことは元気な証拠だ。
それに加えて、もう夏野菜の苗を植えたって連絡もあった。
どうやら術後の回復は順調みたいだ。
「出来ることは何でもやってみるよ!」
親父のポジティブな気持ちは、とてもいい感じだ!
今年の夏も、新鮮夏野菜をいただけそうだ。
有り難いな。
美味しくいただく頃には、コロナ騒動は終息しているのだろうか。