本との出合いは、「すっー」っとやって来る。
以前、東洋経済オンラインのニュースにこの本の紹介記事があった。
インパクトのある題名。
若い頃だったら、多分手に取らないジャンルの本かも知れない。
しかし、うちの親父は最近がん宣告されだばかり。
ニュースに出たこの題名に、私のアンテナが反応した。欲しくて仕方なくなり、直ぐに本屋さんに向かった。
仕事帰りに行った本屋さんは、関内のセルテにある「芳林堂」。
しかし、
なんと、
潰れていた。
(T_T)
前にもこの本屋さん、辞めそうな気配だったけど、売り場を縮小して再開・継続していた。
だから大丈夫たと思っていたが、今回は完全にアウト!
本棚すら無かった。
無いとなると、ますます欲しくなる。
アマゾンに注文しようとも考えたが、実物を手に取ってみたい。
ようやく先週日曜日、青葉台のBook1で手に入れた。
青葉台のBook1は、たまに行くお気に入りの本屋さん。
いいね、あの本屋さん。
心の琴線に触れた文章
帰宅してから数行読んだ。
のっけから、重たいけどとても心に響く文章を見つけた。
はじめにー
大切なことを先延ばしにしていせんか
自分の人生がいつ終わりを迎えるのかは誰にも分からない。
だからこそ、今生きている瞬間をかけがえのないものとして大切にしてほしい。
27歳でがんによりこの世を去ったオーストラリア人女性の最後のメッセージ。
もしかしたらこの文章、見たことある方がいるかも知れませんね。
昨日の朝、通勤電車の中で読んだ。
本の中には、著者である先生がこれまでに観てきた患者さんとのやりとりが、綴られている。
その文章一つひとつに、自分の事を無意識のうちに当てはめては、一人ウルウルしていた。
まだ、読み途中だけど思う。
涙腺がゆるい方は、ご自宅で読んでください。
普通に生きていられることが、どんなにか幸せなことか。
マラソンの練習がキツイとか、苦しいとかって、贅沢なことなんだ。
「前向きに生きなきゃな」って思える一冊。
私が今年買った約80冊の本の中で、一番良かった本。
私の中では、本屋大賞!
もしも一年後、この世にいないとしたら。
みなさんは、どうしますか?