小学校の授業で冬の野菜を育てよう。
と言うことで我が娘は、二十日大根を育てることにした。
ホームセンターで種を買って、夏に育てた朝顔が終わった鉢に、パラパラと種をまいた。しばらくすると、新芽がどっと生えてきて、先生の指示で間引いた。
娘は、「間引く」ということが可哀想だったらしく、
間引いた葉っぱを全部家に持って帰ってきた。
ビニール袋に入れて自宅まで持ってきたのはいいのだが、娘はその後どうすれば良いのか分からないまま、放ったらかし。
私が気になり、しおれた新芽を我が家にあった鉢に入れ、肥料と水やりをしていたら、案外育った。
でも、二十日大根と言う割には、寒いこともあってか収穫まで2ヶ月位かかった。
娘は、
「な〜んだ、20日じゃ出来ないんだ。」
って言うか、「毎日の水やりに夜の防寒対策はお父さんとお母さんがやったんだぞ!お前は、しおれた新芽を持ってきただけじゃないか!」
って言いたくなった。
でもね、初収穫の小さな二十日大根は、とても
旨かった!
娘が間引きした新芽は、我が家で「全部」スクスク育っている。
次のがもうすぐ食べれそうだ。
二十日大根が嫌いだった娘も、自分が育てたら食べれるようになった。
本当は、私とかみさんが育てたのに。
いまだに自分が育てたと思っている。
嫌いな野菜が食べれるようになったんだから、
ま、いっか。