車酔いの原因は、親父のタバコ
子供の頃親父は、車で色んな所へ連れて行ってくれた。
だけど、ほぼ毎回車に酔っていた。
吐くまでは行かなくても、気持ち悪い状態は毎回だ。
ドライブは、すごい楽しみなんだけど、
- ドライブ→車に乗る
- 車に乗る→酔う
ドライブ→酔う
子供の頃は、この三段論法が頭にあって、「車に乗ると気持ち悪くなって吐く」って思い込んでいた。
だから、小学校の遠足など観光バスに乗るのが、すごく不安で不安で嫌だった。
車に乗って気持ち悪くなる原因は、車の揺れもあったかも知れない。
だけどそれ以上に嫌だったのが、
親父が吸うダバコの煙だった。
憧れのZippoを持つために吸ったタバコ
中学校や高校生の頃、一度はやったでしよ?いたずらでタバコを吸ったこと。
当然やりました(・・;)
あれだけタバコの煙が嫌なはずなのに、なんで吸ったのか、自分でも正直よく分からない。
ま、友達の影響が一番だけど、実はもう一つ理由がある。
映画「ダイ・ハード」でブルース・ウィリスがタバコをふかしているのを見て、
「カッコイイ〜!」
と思ったからだ。
どちらかと言うと、
「タバコを吸いたい」、じゃなくて
「Zippoを持ちたい」
だった。
結局、タバコは身体に合わなかった。
17歳の誕生日の記念に、自宅で17本一気に吸ったことがある。
結果的には、これが良かった。
その時は、メチャクチャ辛かったけど。
誕生日、17歳、セブンティーンだぜ〜〜!
調子に乗って、黒い箱のJPS(ジョン・プレーヤー・スペシャル)のタバコを一気に17本、続けざまに吸った。
Zippoでタバコに火を付け、ゲボゲボしながら、煙を肺に吸い込みまくった。
多分、軽い酸欠状態になったのかな。
頭がガンガンしてきて、立っていられなくなった。
そこで止めときゃいいのに、あと2本だからって、寝ながら吸って17本、吸いきった。
もう、それまでの人生で一番頭が痛かった。
本当、おバカな17歳の俺。
でもね、この時以来、今の今まで1本も吸っていない。
なぜらなら、
- タバコを吸う→頭がガンガン痛い
- 頭がガンガン痛い→嫌だ!
タバコを吸う→嫌だ!
今はこの三段論法が頭にあるからだ。
あの、おバカな17歳時の行為が、タバコを吸わない身体にしてくれた。
今でもあの頭の痛みを鮮明に覚えている。
もう、嫌だ!あの頭痛!
でも良かった。タバコを吸わない人生で。
ありがとう親父、
ありがとう17歳のおバカな俺。