帰る方向が同じだったら、私と結婚していたかも知れないかも。なんてな。
羽田でバイトしていた頃、なんとなく中が良かった仲間がいる。
特に年齢が近かった私を含む3人は、よく昼ご飯を食べたり、夜は飲みに行ったりしていた。
帰り道、私は横浜方面、2人は反対方向に帰って行った。いつも普通にしていたので2人が付合っているなんて、全く気付かなかった。
年賀状の子供が、毎年増えている!
私は24の時、機内清掃のバイトをやめ、造園会社に入った。
仲の良かった仲間も、それぞれアルバイトから正社員になっていた。
ある時、例の2人から連絡があり、久しぶりにに会うことになった。
待ち合わせの場所に行き、2人に会った時分かった。
コイツら付き合っているな。
案の定、2人が連絡を取ってきたのは、結婚の報告をするためだった。
しばらくすると、幸せそうな写真が送られて来た。
翌年の年賀状は、家族が増えていた。
次の年も増えていた。
どうしても、女の子が欲しかったらしい。
結局、年々増える子供は4人で打ち止め。
全員男の子だ。
4人のお父さんになった友人は、年賀状に書いていた。
どうしても女の子が欲しかったんだけどなぁ。
いいじゃないか。
子宝に恵まれるって、幸せなことだよ。
今年の年賀状は、一番上のお兄ちゃんが来年大学受験と書いてあった。
羽田空港での機内清掃をしていた仲間に、もうそんなに大きなお子さんがいることに、ビックリ。
20代の若かりし日、将来を語り合った仲間の子供の成長に、時の流れを感じる。
もう、あの平成の時代には戻れないけど、共に過ごした羽田空港を思い出す。
もうすぐ令和。
おじさん達が過ごした平成も、間もなく終わる。
来年の年賀状、
「1人増えました」
なんて、ないか(^^)