50回読むって言っちゃった本。
ぶっちゃけまだ2回づつしか読んでいない。
(・・;)
いや、後悔なんかしてないよ。
ただ、ただ『50回」って果てしなく遠いって感じ。
フルマラソンなら、4時間も走っていれば着いちゃうけど、4時間で50回は読めない。
それも2冊だ。
おっといけね!
今シーズンは、フル1回しか走っていないし、腸頸靭帯炎で4時間半もかかっちゃったから「4時間で云々」は言えねーな。
(・・;)
今読んでいる「人を動かす」の最初の方に出てくる「父は忘れる」って文章を読んだ時、ヤバかった。
通勤電車の中で、オッサンの目から変なものがでてきた。
聞いたことがあると言う人
いると思う。
子育て真っ盛りの自分に
この文章の言葉が半端なく胸に刺さった。
『父は忘れる』
坊や、聞いておくれ。
お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。
お父さんは、一人でこっそりお前の部屋にやってきた。
今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念に迫られた。
罪の意識にさいまれてお前のそばへ行ってきたのだ。
お父さんは考えた。これまで私はお前にずいぶん辛くあたっていたね。
お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだと言って、叱った。
靴を磨かないからと言って、叱りつけた。
また、持ち物を床の上に放り投げたと言っては、怒鳴りつけた。
今朝も食事中に小言を言った。
食べ物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルに肘をつくとか、パンにバターをつけすぎるとか言って、叱りつけた。
それから、お前は遊びに出かけるし、 お父さんは駅に行くので、一緒に家を出たが、別れる時、お前は振り返って手を振りながら、「お父さん、行ってらっしゃい!」と言った。
すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」と言った。
同じようなことがまた夕方に繰り返された。
私が帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。
ストッキングは膝のところが穴だらけになっていた。
お父さんはお前お家追い返し、友達の前で恥をかかせた。
「靴下は高いのだ。お前が自分で金を儲けて買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」
これが、お父さんの口から出た言葉だから、我ながら情けない。
それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は悲しげな目つきをしておずおずと部屋に入ってきたね。
うるさそうに私が目を上げると、お前は、入り口のところで、ためらった。
「何の用だ」と私が怒鳴ると、お前は何も言わずに、さっと私のそばに駆け寄ってきた。
両の手を私の首に巻きつけて、私にキスした。
お前の小さな両腕には、神様が植え付けでくださった愛情がこもっていた。
どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。
やがてお前は、バタバタと足音を立てて、2階の部屋へ行ってしまった。
ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然なんとも言えない不安に襲われ、手てにしていた新聞を思わず取り落としたのだ。
何という習慣に、お父さんは、取り憑かれていたのだろう!
叱ってばかりいる習慣。
まだほんの子供にすぎないお前に、お父さんは、何ということをしてきたのだろう!
決してお前を愛していないわけではない。
お父さんは、まだ年端も行かないお前に、無理なことを期待しすぎていたのだ。
お前を大人と同列に考えていたのだ。
お前の中には、善良な、立派な、真実なものがいっぱいある。
お前の優しい心根は、ちょうど山の向こうから広がってくるあけぼのを見るようだ。
お前がこのお父さんに飛びつき、お休みのキスをした時、そのことがお父さんにははっきり分かった。
他のことは問題ではない。
お父さんは、お前にはわびたくて、こうしてひざまついているのだ。
お父さんとしては、これが、お前に対するせめてもの償いだ。昼間こういうことを話しても、お前には分かるまい。
だが、あすからは、きっと、よいお父さんになってみせる。
おまえと仲よしになって、
いっしょに喜んだり悲しんだりしよう。小言をいいたくなったら舌をかもう。
そして、おまえがまだ子供だということを常に忘れないようにしよう。
お父さんはおまえを一人前の人間とみなしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、
やはりおまえはまだ赤ちゃんだ。
きのうも、お母さんに抱っこされて、
肩にもたれかかっていたではないか。
お父さんの注文が多すぎたのだ。
引用:「人を動かす」(デール・カーネギー)
初めてこの文章を読んだあと、帰宅してから
娘をギューッと抱きしめた。
娘はニコニコしていた。
(^^)
まだ9歳
おっと、来月10歳だ。
まだ大丈夫だけど、
もうすぐ少しずつ離れて行くんだろうな・・・。
(´;ω;`)
この文章を読んでいると、
思い当たることが頭に蘇ってきた
育児に関する本は沢山読んだ
「そのとおり!」ってのもあったけど
そのとおりに行かないことの方が多かったな
親として思うことは
元気に育ってほしい
それだけ
お父さんは
元気に過ごせるように
頑張る
元気に育つように
いつも祈っている
自分の親もそうだったんだろうな。